辛酸なめ子さんの「女子校育ち」という本を読みました。

当方は男。
それも母校(高校)は男子校でした。

その真逆とも言える女子校で青春時代を過ごした人たちの実態や価値観に興味があり、電子書籍版を購入。

妹も高校は女子校だったので、その学校時代の様子も思い浮かべながら読んでいこうかと思っていたのですが、書かれていたのは主に首都圏内の私立お嬢様学校(中高一貫が多い?)ようで、なんだか別世界のような感じでした。

読んで感じたのは、自分の学校にプライドを持っている人が多いようだということ。
通っている学校が一種の自分のアイデンティティのひとつというか、ステータスになっているという印象を受けました。

そのことにちょっとビックリ。

これまで接してきた女性で、あからさまに自分の母校(高校までの)のことを自慢する人はもちろん、そういった話題を持ち出してくる人に会ったことがなかったので気づかなかったのですが、心の中ではそういう想いを持っていた人もいるのかもしれない、なんて思いました。

自分は出身大学に関しては誇りを持っていますが、高校についてはそれほどでもありません。
地方なので「知っている人が少ないだろう」と思っています。

しかし、男性でも開成高校とか、麻布高校とか有名校出身だったら、そこに強い誇りを感じながら日常を過ごしている人も多分いるんでしょう。

ただ、そういったことがあるにせよ、「自分の学校も凄いけど、他にも凄いところはたくさんある」と母校至上主義に陥らない態度でいるように心掛けたほうが感じのいい人でいられるんでしょうね。

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