ある漫画を読んで知ったのですが。
伊勢神宮に、代々の天皇は参拝していなかったのだとか・・・
初めて参拝したのは、明治天皇?
持統天皇は伊勢に行幸しましたが、(周囲の反対があって)どうやら伊勢神宮の参拝はしていないようです。
伊勢神宮がいつできたとするかについては、諸説ありそう。
ですが、それを式年遷宮の制が定められた685年として、1,100年以上ものあいだ、天皇は参拝していないとは。
代々の天皇が参拝してこなかった理由について、Wikipediaではこう書かれています。
明治2年(1869年)、明治天皇が在位中の天皇としては初めて参拝した。天皇による参拝が長期にわたり空白だった理由については諸説が唱えられているが、決定的なものはない。
(・へ・;;)うーむ・・・・
調べているなか、この動画の内容は参考になりました。
→伊勢神宮を参拝した天皇は? しなかった天皇は?:日経ビジネス電子版
(動画は、会員登録していないと見られないと思いますが、登録は無料でできたかと)
解説くださっているのは、東京大学史料編纂所教授の本郷和人先生。
ただ、先生は「持統天皇は自らこの伊勢神宮に参拝されていますが」とおっしゃっています。
どこかに、そういった記録があるのだろうか。
それはともかくとして。
いまの感覚と、史実(とされていること)には違いがあるものだな。
■「天皇が密教(仏教)の力で持って日本の国を守る」ということが思想的に展開された
■神道は、どちらかというと従属的な立場にあった
か。
天皇は神道のトップでもあったけれど、(日本の)仏教のトップでもあったってことだと思いますが、その感覚がちょっとなかった。
しかし、そうだとすると、織田信長による比叡山焼き討ちはどうなるんだろうか・・・?
まぁ、そういうことも含め、天皇と仏教との関わりについては、今後も興味を持ちながら、機会があったら調べていきたい。
あと、本郷和人先生の動画では、
●天皇・貴族 → 密教
●武士 → 禅宗
●庶民? → 浄土宗など
というのも、勉強になった。